沿革

共に歩む道①

 迷いの道ではなく、これで良かったといえる真実に導かれたお念仏の道。
ということでお話しさせていただきます。

 誰もが思い通りにならなくて悩んだり、不安になった経験があろうかと思います。そんな時、ご利益を求める人がいます。中には、迷信を信じたり、自分に都合の良いことを言ってくれる占い師さんを見つけるまで各地を訪ねまわっている人までおられます。こんなことを言ってますと、反対に叱られたりします。理由を聞きますと、「浄土真宗のお寺へ行ってもご利益が期待できないから他のところへ行く」と言われるのです。考えてみれば、どこの浄土真宗のお寺へお参りしたとしても、お金が儲かるとか、学校の試験に合格する、仕事で出世する、病気が治る、とは言いませんのでこのお寺にはご利益が期待できない、と言っておられるのだろうと思います。

 では、浄土真宗のお寺にはどんなご利益があるのかと言いますと、『南無阿弥陀仏のお念仏で、阿弥陀さまのお心を通して自分自身の本当の心に出会える』というご利益です。もし、自分の欲望を満足させることばかり考えていたとしたら、上手くいかないことが起こるたびに「こんな筈ではなかったのに」と愚痴ばかりが出ます。

 迷いの道ではなく「これで良かった」と言える、真実に導かれたお念仏の道を共に歩みませんか。

 南無阿弥陀仏

『北御堂テレホン法話 2007年9月より』